ファスティング５日目

　ファスティング５日目、最終日となる。体感としては、正直空腹感はあるし、中々身体に力が入らず辛い。今日は昨日に引き続き、明日の回復食一発目の“スッキリ大根”に使う大根や、その後の季節の果物を探していた。“スッキリ大根”の説明は明日に回すとして、大根や果物は有機のものを探していた。中々有機の大根が売っていない！

　とある比較的近所の自然食品店に初めて入った。25年ほど前からやっているらしいが、気付かなかった。そこの店主の女性が話し好きで、中々面白かった。まず彼女はマクロビオティックの考えを基本に置いているようだが、僕がやっているような酵素ドリンクを使う酵素ファスティングには少し疑問があるようだ。というのも、酵素ドリンクは原材料の野菜や野草、果物を発酵させて酵素を得る際に、多量の糖分を使うからだ。MANA酵素にも黒糖、蔗糖、オリゴ糖が使われている。どのくらい使われているのかは、分からない・・・。確かにこのことは、少し考える余地があるかもしれない。酵素ドリンクは最低限のカロリーを調整できるように、これらの糖はカロリーの調整になっているのかもしれない。糖が発酵の過程で変化し、身体に優しくなっているなら安心できる。この疑問は、いずれ勉強するなり、機会があれば、このMANA酵素を推奨している、分子整合医学美容食育協会の認めている、ファスティングマイスターの資格を持った人に聞いてみたいと思う。また彼女は、不耕栽培による田での米の育て方やメリットを教えてくれた。収穫時に稲を根本からは刈らずに20㎝ほど？残しておき、冬も水も少し張っておくことで藻が繁栄し、養分が蓄えられるようだ。すると不思議なことに、刈った稲から2本も新しい芽が生えてくるらしい。その他にも食や農についての思想や、健康知識についても話してくれた。また店に行って色々情報共有できればと思う。

　さて、最後に体重を貼っておきたい。

　少し驚くのは、体重が昨日比の＋0.4kg増えていることだ。しかしこれは体脂肪率を見れば分かる。体脂肪率は昨日比の－1.4％となっている。これは昨日、一昨日と書いたと思うが、電子体重計は体内の水分量が多いと体脂肪率は低く出、少ないと高く出るのだ。昨日は温泉、サウナで汗を相当出したので、水分補給をしても体内の水分は少なくなっていたのだろう。それ故体重は少し減り、体脂肪率は高く出たのだろう。逆に今日は水分量も戻り、体脂肪率も減った状態が表示になったのだろう。実際は恐らくもっと減っていると思う。もう一つ考えられるのは、ある理論だ。断食や小食、その他生菜食などを勧めている医師の甲田光雄氏によると、断食や小食を実践すると体重はもちろん減っていくが、あるところで体重の減少が止まり、むしろ増えていくようになるようだ。これは恐らく、それまでの消化吸収の悪かった腸が復活し、少しの食物でも吸収し身体が蓄えるようになるのだろう。まあ僕の衰えた腸が、少しでも回復してくれたなら嬉しいことだ。