ノコギリクワガタのブリードに挑戦

 

 7月終盤になってもパッとしない天気が続いてますね。梅雨はいつ明けるのやら。

 さて、私は小さい頃は虫が好きで、よく昆虫採集をしていました。特にカブトムシ、クワガタは大好きで、夏は毎年自宅のある東京の都会から、郊外へ採りに行っていました。

 今年は幻ともいえるオオクワガタを狙いに行こうかと考えもしましたが、車の免許も持っていない僕は電車とバスくらいしか交通手段がありません。細かく採集ポイントを探し回らなければいけないクワガタ採集。しかも特に生息数も少なく警戒心も強いため、採集の難しいオオクワガタ採集は、今年は無理そうです。

 オオクワガタはお預けですが、他のクワガタに関しては、今年も5月末頃と6月中に何日間か採りに行っておりました。その時心強い交通手段となったのがこちら。

 自転車、ロードバイクです。ロードバイクで採集ポイントとなる、公園や林の近くまで行っておりました。とは言っても、自宅からこういうポイントまでは40kmほどあります。自宅から現地まで漕いで行ったこともありますが、クワガタ採集は歩いたり木を蹴ったり、採集時に疲れるので、基本は現地まで自転車で行くことはありません。しかし、細かくあちこちポイントを回るには自転車は欲しい。そこで、、、

  このように「輪行」といって、ロードバイクの車輪を外して小さくし、電車内に持ち込んで移動します。少し迷惑になりますが、お許し下さい。「輪行」は専用の輪行袋というものを用意する必要があります。僕が使っているのは、OSTRICHというブランドのもので、Amazonで買いました。https://www.amazon.co.jp/gp/product/B003Z6PIFS/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o04_s00?ie=UTF8&psc=1

 これですね。ただ、この袋だけだと、心もとないです。車輪を外したあとの、フレームが歪むのを防ぐため、エンド金具というものを別途購入しました。セットで売られているものもあると思いますが。https://www.amazon.co.jp/gp/product/B003Z6PI76/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o03_s00?ie=UTF8&psc=1

 まあこのようにして、輪行で現地から自転車を使う方法でクワガタ採集をしていました。

いかにもな、雑木林。
木のめくれにコクワガタのオスがいました。コクワガタといえど、45mmを超えてくると中々貫禄があってカッコいいです。

 上のオスがいた木には、このように他にもたくさんのコクワガタのオスがいました。発生初期(この時は5月終盤)にはオスの数が多いです。5月など早い時期には、コクワガタの他ヒラタクワガタもたまに見ることができます。今季、ヒラタクワガタも一度見つけましたが、樹洞の中に逃げられてしまいました。残念。専用の「掻き出し棒」なるものを用いて、樹洞の中に隠れているクワガタを採る猛者もいます。ていうか、オオクワガタ採集ではむしろ必需品です。

 今回私はもう大人になって、生き物を飼うことの難しさや責任を学んでいるため、見つけたクワガタを持ち帰ることはしませんでした。しかし、保育士をしている友人が、子供に見せるためクワガタを欲しいと言ってきたこともあり、ノコギリクワガタのオスとメスを持ち帰ることとなりました。その後、郊外に一人暮らししている友人と会うことができなくなり、私はそのノコギリクワガタのペアを飼育し、繁殖させてみようと思いました。実はその2匹は木を蹴った時に一緒に落ちてきたものであり、元々樹上で仲良く樹液を吸っていたのではないかと思います。そんなこともあって、良い夫婦(?)になるだろうと、繁殖させる意気込みも上がります。

そのノコギリクワガタの夫の方。中歯型。大歯型(通称水牛)は今年は見ていない。一番採れる時期に採集にいっていないため、だと思いたい。メスの写真は撮れずじまい。

 ↑このように、昆虫マットと産卵木をセットし、産卵してもらう環境をつくりました。昆虫マットは、熟した土を好むノコギリクワガタということで、月夜野きのこ園さん完熟マットの10Lを購入し、使わせて頂いています。大型の飼育ケースに3分の2ほどマットを固く敷き詰め、その後上から3cmほど、柔らかくマットを乗せます。ちなみに、産卵木はザ・ダイソーで購入しました。110円。110円でもしいたけ栽培に使った恐らくコナラのホダ木で、良質なものでした。すごい時代だなあ。

 さあ、ノコギリクワガタのメスは卵を産んでくれるのか。また追って書いていきたいと思います。

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