小麦の危険性 グルテン、農薬

 前回小麦の危険性について、僕自身の体験から述べた。今回は実際何が問題なのか話していきたい。

 まずは小麦に含まれている、“グルテン”という栄養素の問題だ。調べれば分かるが、グリアジンとグルテニンという物質からなるタンパク質で、小麦に多く含まれ、その他ライ麦や大麦にも多少含まれている。このグルテンは、パンやピザをつくるとき、こねることができるあのモチモチしたものの正体だ。このモチモチが実は消化にとても悪いと言われている。実は現在の小麦は品種改良によって、元々の種からかなり “グルテン” を増やされ、私たちが好む食感にされたようだ。食感は良くなっても、過度なモチモチが消化に悪いことは想像できるのではないだろうか。このように、現在の小麦は元々の自然の品種から遠い存在となっており、そのような自然でないものを食べて不調になるのは、納得がいくだろう。

 また、医学博士の崎谷博征氏著の『この4つを食べなければ病気にならない 崎谷式パレオ食事法』 https://www.amazon.co.jp/%E3%81%93%E3%81%AE%EF%BC%94%E3%81%A4%E3%82%92%E9%A3%9F%E3%81%B9%E3%81%AA%E3%81%91%E3%82%8C%E3%81%B0%E7%97%85%E6%B0%97%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%84-%E5%B4%8E%E8%B0%B7%E5%8D%9A%E5%BE%81-ebook/dp/B00GN6QMS4/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=2YVO77QN0OSS1&keywords=%E3%81%93%E3%81%AE%EF%BC%94%E3%81%A4%E3%82%92%E9%A3%9F%E3%81%B9%E3%81%AA%E3%81%91%E3%82%8C%E3%81%B0%E7%97%85%E6%B0%97%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%84&qid=1566698240&s=gateway&sprefix=%E3%81%93%E3%81%AE%EF%BC%94%E3%81%A4%2Caps%2C346&sr=8-1 によると “グルテン” リーキーガットという、腸から未消化の物質が流れ出る恐ろしい症状を惹き起こすという。リーキーガットについてはまた調べて書きたいが、かなり恐ろしいことになる。 “グルテン” に関しては、グルテン不耐性やセリアック病といった症状や病気もあり、その方々は少し摂るだけでも身体に何らかの不調が出るといわれる。しかしそうでない人であっても“グルテン”は摂り過ぎない方が良い。特に過敏性腸症候群の人は、僕の経験からも摂るべきでないといえるし、また胃腸が弱い人やもたれている時は食べない方が良い。この“グルテン”をあまり含んでいないアインコーンやスペルト小麦といった昔の小麦の品種もあるので、お腹が弱いがどうしても小麦を食べたい人は調べてみると良いかもしれない。

 しかし、実は小麦の問題はこの“グルテン”以外にもある。ここからの話はもしかすると衝撃的な内容になるが、輸入小麦はラウンドアップという、枯葉剤由来の除草剤が使われている可能性があるのだ。ラウンドアップに関しては色々いわれているが、元々枯葉剤だったものを改良したもので、発がん性があるとされている。そしてこのラウンドアップの成分であるグリホサートというものが、日本の製粉メーカーである「 日清フーズ」「日本製粉」「昭和産業」 の三社の小麦粉の一部から検出されと、今年の一月にニュースになった。そして問題なのが、政府は2017年末に食品中のグリホサートの量の規制を大幅に緩和したことだ。これは今回の話からは少しズレるが、明らかにTPP法案に関係している。要するに多国籍企業の優遇だろう。このラウンドアップ、そして主成分たるグリホサートの危険性については調べればたくさんでてくるだろう。分かりやすいものとして、今回は食の問題を追っておられる、印鑰智哉さんのブログのリンクを貼らせて頂く。http://blog.rederio.jp/archives/4114

 問題なのは、外でパンなりラーメンなり小麦を摂る際、表記がなければ輸入物である可能性が高く、アメリカ産やカナダ産の小麦からはグリホサートが検出されることも多いということ。発がん性が考えられているだけでなく、腸にも悪く、“グルテン”の影響もあり、リーキーガットになる可能性がある。そして腸と脳は繋がっており、リーキーガットになれば様々な精神疾患や他の病気を惹き起こすこともあるのだ。外で小麦を摂ることは危険といえる。小麦を食べたければ、せめて国産の、できれば有機栽培や無農薬栽培のものにするべきだ。

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