世間は今感染症の話題で持ちきりになっている。我々は日々出回る情報の中で右往左往している。テレビなどのマスメディアに加え、健康に関して情報発信する人や、所謂陰○論と言われるようなものを発信する人など、さまざまな情報がさまざまなことを言っている。一体何が正しく、我々はどうすれば良いのだろうか。
僕自身は風邪はもう5年くらい引いていない。厳密にいうと違う。小さな風邪のような症状が出かけることがある。だが、そういう時も対策したり、あるいはほっといたりで、一日のうちに大抵治している。
インフルエンザに関しては、一つ言えることがある。僕は2018年の2月末くらいに、インフルエンザのB型に感染した。大学がテスト期間でいつもより人が多く、僕もテストに向けて夜勉強するなど、免疫力を下げていたこともあってか感染した。しかし、病院に行った後、薬局へは寄らなかった。試しに自力で、薬なしで治してみようと思った。
すると、熱は4日ほど下がりながらも出ていたが、その4日間で症状自体が完治してしまった。これは自分の経験からすると、驚くべきことだった。と言うのも、高校一年の頃にインフルエンザA型にかかった時、熱やその他の症状が治まった後も、咳が2週間ほども続いて治らなかった。その時は抗インフルエンザ剤の”リレンザ”、そして恐らく抗生物質も服用した。そのおかげで熱は一日で平熱に戻ったが、咳が2週間ほども続いたし、何より腸内細菌が一緒に殺されたせいか腸内環境が悪化し、授業中にずっとガスがたまって辛かった。要するにオナラを死ぬほど我慢していた。
考えてみれば納得のいく話だ。薬を使って熱を下げれば、熱によって細菌と戦っている身体の邪魔をすることになってしまう。その分、薬が菌を殲滅してくれれば良いが、どうやら現代の薬は悪い菌だけをターゲットにするほど優しくはないようだ。元々腸に住んでいた、身体にとって必要な菌たちも根こそぎやっつけてしまうようだ。そして、薬は荒れ果てた戦場を復興する手助けなど当然してくれない。インフルエンザが去ったあとの荒野には、他の悪い菌たちが入って来やすいことも容易に想像がつく。この頃から、僕は西洋医学や食事、ひいては我々の生活など色んな常識に疑いの目を向け始めることになるのだが・・・。
とりあえず今問題になっている感染症に関しては、色んな情報が飛び交っている。免疫を高めたから、身体が強いから、とか関係ないかもしれない。当然他の疾患やアレルギー症状がある人は、より罹りやすく、重症化しやすいのではないかな。ただ、経済、人々の生活の問題などがあり、全員が家で自粛することは不可能だろう。やはり、ここでも現在の金融資本主義そのものの問題が見えてくる。
ま、そんな中僕は大学を卒業してしまった。もっとも卒業式は中止になったが。たった一枚の卒業証明書を、200円で印刷したが、これが一体何の証明になると言うのだろう。一体大学で何を得て、それが今後の人生の何に繋がるのか。大学で得たことの何が、何を社会に還元できると言うのだろうか。
さて個人的な自分語りは、文章にすると尚更冷めるので、このくらいにしたい。幾人かの人が指摘しているように、この感染症の影響により、恐慌レベルの経済危機は免れないかもしれない。現在のシステムでは、お金が元々お金を持っている人たちの下にしか行かず、持っていない人たちは今後さらにお金を得ることができなくなるだろう。お金って何だ?何故こんなにも、紙切れやただのデータでしかないものが、我々の生活を縛っているんだ。これは子供の疑問でなく、実際おかしな話だ。ま、そのことについては本題でないためここではこれ以上言及しないが。ともかく、これからは実際に価値を持つ、食事や生活に関わるものの方が、何ら価値のないお金よりよっぽど大事になっていくだろう。その中で、我々は人と人との信頼関係を大切にし、お金や自分だけのためでなく、人や社会のために生きていくことを、改めて真剣に考え直さねばならない局面にいるのだろう。
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