サイハテ村に来ています。DAY5 教育について

熊本の田舎、海の見える丘という最高のロケーションにある、ヒッピー的な、自給自足的な、限界集落的な、現実逃避的な、保安所的な、コミュニティ、「サイハテ村」に来てはや五日目となりました。段々枕詞が長く鬱陶しくなってきていますね^^;今日も今日で大忙しに、目白押しに色々なことがありました。とりあえず本日の動画はこちら➡https://youtu.be/5aWJKRMcc2M

動画にあるように、村の建物の中にあった古い壊れて調律も狂ったピアノをずっと弾いていました。途中このTomorrow never knowsを弾いて、昨日来られた方(後述)に歌ってもらいセッションをしました。僕が緊張しちゃってグダグダでしたが💦

真央さんとの出会い

午前中昨日来られたその方とずっとお話ししておりました。その方は今井真央さんという方で、愛知県の岡崎市で「大地の学校ロータス」というフリースクールを経営されているようです!

https://daichi-no-gakkou.com/

お名前を出す許可を頂いたので載せさせて頂きますいただきます。ご自身も学校という体制に馴染めずに苦労されていたとか。僕と同じですね^^;。真央さんは、このサイハテ村がどういうコミュニティなのか、今の資本主義体制とどういう関わり方をしているのか、ここにいる子どもたちはどんな感じなのか、といった関心があって来られたようです。

真央さんとは午前中ずっと、朝飯を食べた後も「教育」やそれを取り巻く社会の環境だったり歴史だったり人生観だったり、色々な話をしていました。僕も昨年度末まで非常勤だったもののNPO法人で中高生に学習支援をして、一つの教室では教室を任せれていたことや、自治体の議員さんと一緒に活動していたこともあって話が弾みました。ちょうどこの記事でも書きましたが、しんたろーさんとの会話と同じように、今の貨幣経済、資本主義に代わるものを目指しつつ取り組みつつ、一方でそういう世界を享受しているしありがたさも知っているので、二つの良いところを取り入れて「対話」していきたいという話になりました。

「不登校」は子どものストライキという意思表示

真央さんは興味深いことを仰られていました。フリースクールは不登校児や今の教育制度に合わない子どもが主に通うのですが、不登校は、子どもなりのストライキという意思表示であるというのです。子どもは今の教育制度や大人の社会に疑問や違和感があっても、それを伝えるほどの言語能力がありません。ただ、学校に「行かない」というストライキで意思表示をすることはできるのです。弱いとか逃げているとか、そういうことではありません。どう捉えるかは人の自由ですが、私は、自分の嫌なものにわざわざ向き合ったり、本当の自分を、自分の良心を裏切るところへ行ったりする必要はないと思います。それこそ大人になってからも、ブラック企業に行き続け、身体や精神を壊したり、最悪命を絶ってしまう方もいます。

もしかすると「行かない!」と不登校になれる子どもは、無理をして行かざるを得ない子どもより救われることもあるのかもしれません。無理をする癖は、大人になっても続いてしまいかねませんからね。このあたり、大人は考える必要がありそうです。

「対話」は大事

「不登校」は社会に働きかける意味も大きいです。不登校児の数が日本で今とても増えています。大変なことである一方、今の教育制度、もっと言うと狂った世の中を考えると、ある意味真っ当なことだとも思います。大人も見習って、おかしいことにはおかしいと、嫌なことには「NO」と言える社会、人生でありたいものです。ブラック企業辞めるとかね。ちょっと脱線ですが、僕はこういった世の中の背景にある精神面について、ブログで書いたり動画で話したりしています。NOといえない、辞められないとかの人は下記の動画見てください。↓

さて、昨今、膨大な不登校児の数が新聞などに取り上げられることによって、ついに旧体制の教育制度のの中にある教育委員会などが動く、といったことがあるそうです。そしてこういったことこそ、僕がこの記事でも書いたように、かつての社会や価値観と、これからの社会や価値観が「対話」を通して繋がっていくことの一つの事例になっているとも言えるのです。真央さんは活動の中で、実際にその「対話」を実現されていると思いました。フリースクールに通う生徒を出席扱いにしてくれるように、愛知県に愛知県の教育委員会の力も借りて、掛け合っているようです。教育委員会の方も、公教育の不登校児の多さに驚いて、フリースクールを認め始め、真央さんにも相談を持ち掛けたとか。長崎県のどこかで出席扱いに認定してくれている行政もあるようです。

最初から「どうせお硬い役人や高齢の議員は分からない」と諦めたり、反対に「最近の若いのは、フリースクールなどわけの分からんことを言いおって…」と切り捨てたりするのでなく、お互いに相手の状況も想定しつつ、自分の思っていることを丁寧に伝える「対話」が大事なのだなと改めて実感させられました。希望がある話です。

サイハテの日常

真央さんとは他にも、占星術や恋愛談やらこれまでの人生のことやら、資本主義の諸悪の根源であるお金の発行の仕組みのことやら、農業のことやら色々なことを話しました。スピリチュアル系のことまで話ができて面白かったです。本当に僕たちが今「対話」をしているなという実感があり、話し合うことにそれぞれ毎回「なるほど」と思ったり、「そうそう」と思ったり、「そういうこともあるのか」と思ったり、心地の良い時間でした。「会えて良かった。」と言われたのはかなり嬉しかったです。そんなストレートなセリフ、中々言えなくないですか!?

その後、山の下に買い出しに車に乗せていってもらったり、午後はプールで子どもたちと水鉄砲でチーム戦をやったり、ピアノを弾きまくったりしていました。水鉄砲合戦、昼食前だったこともあり、マジで疲れてフラフラになりました。ここの子どもたちは本当に無邪気で自由ですが、その分遠慮も手加減もなかったりして、相手にする時は生半可ではいきません💦。ちなみに子どもたちは最新のすごい水鉄砲を使い、僕はペットボトルの蓋に穴をあけたもので応戦していました…。服も心もびしょぬれになりましたとさ。

セッションの様子。まだお聴かせできるものではありませんが、そのうち日の目を見るかもしれません。

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