富士山弾丸登山

 一昨日の9/7と昨日の9/8、友人と三人で富士山に登ってきた。人生初の富士山登山だ。友人二人は社会人で、一人は次の日仕事があり、一日しか休みがなかったため、弾丸登山となってしまった。

 友人の一人は新宿駅(バスタ新宿)から、僕ともう一人の友人は東京駅から河口湖へ。料金は新宿―河口湖が1,800円。東京―河口湖は2,000円。時間は二時間ほど。コスパは良いと思う。本当は五合目に直行しているバスに乗りたかったが、金曜日の夜は遅い便がなかったため、河口湖行きのバスに乗り、河口湖で一泊することした。宿は河口湖ビジネス&リゾート SAWAホテルというところ。 https://www.jalan.net/yad389356/

ファミリープランのシングルベッド一つとダブルベッド一つの部屋をとったため、ダブルのベッドを友人と二人で使うはめになった。しかし宿泊費は14,000円で一人4,666円とリーズナブルだった。

翌日朝の河口湖駅。奥に富士山。

 翌日問題が発生した。河口湖から富士山の五合目に向かうバスは、始発が06:30であり、それに乗る予定だったが、富士山駅から乗っている客がすでに多く、河口湖駅でも予想以上に前に並んでいる人が多かったため、乗れなかったのだ。そのため一本後の07:30のバスに乗った。一時間遅れは相当痛かった。と言うのも、富士山登山は事前に調べたところ、吉田ルートでは五合目から歩行時間は登り下り12時間とされていたため、8時半から登ると降りて来るのが夜の8時半になってしまうのだ。そして更に悪いことに、バスは混雑のせいか遅れ、結局五合目には9時前に着いた。そして普通は五合目で2時間ほどは休憩をとり、酸素が薄くなっている高地に体を順応させる。しかし我々には時間がなかったため、深呼吸を何度もし、行動中も呼吸を深くし水分を多目にとる対策のみですませた。

 しかし実際は全く問題はなかった。我々は最悪山頂を諦める気持ちで登ったが、18時半には五合目に降りてくることができたのだ。登りは火山灰の砂道と岩の道がメインだった。砂地は滑って多少は歩きにくいものの、山小屋も多く道も整備されており歩きやすかった。この日は天気も快晴で、絶好の登山日和だった。9月に入ったためか登山客もそこまでは多くなく、渋滞にはあまりならなかった。

雲が水平線のようになっている。高い山へ行くといつもそうだが、雲を見下ろすのは不思議な感覚だ。中央には山中湖が見える。登りは常に見えていた。
頂上の火口付近。

 下りは最初急峻な砂道で、滑って中々危なかった。登山靴でなければ靴の中に砂が入ってくることは必至だった。僕はトレイルランニング用の軽い靴で行ったので、その高い通気性から靴の中に砂は容赦なく入ってきた。

 深呼吸と多量の水分補給のお蔭か高山病にはならずに済んだ。気を付けなければならないのは、吉田ルート山頂の食堂は3時で終わってしまうのだ。また、その前にも次々にメニューが完売となってしまっていた。我々が着いた2時過ぎにはもうみそ汁と豚汁、おしるこくらいしか残っていなかった。水すら売り切れていたのだ。500円もする水が・・・。そして帰りは山小屋も閉まっており、水すら買えなかった。元々2L持っていき、プラスして500mlの水を買ったが、それも全部飲み干した。登山恐るべし。そしてもう一つ気をつけねばならないのが、日光だ。1000m標高が上がるごとに10%ずつ紫外線が強くなるようだ。ということは、富士山の山頂では平地より37%ほども紫外線が強いことになる。サングラスや帽子などで対策を取る必要がある。

 天気にも恵まれ、1日で登って降りてくることができた。幸い高山病にはかからなかったが、決しておすすめはできない登山計画になってしまった。余裕を持った楽しい登山をしよう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました